3回生よりメッセージ

早稲田大学”踊り侍”の3回生が引退に向けた思いなどを綴った期間限定ブログです

ふぁそら

ふぁそらです!

流れとか全然決めてないんだけど、取り敢えず書き始めてみる。
この3年間、色んなことがあったなあ。

中高で頑張ることを諦めた俺にとって、踊り侍は、時に苦しくて時に楽しくて、時に家族よりも家族でいられた場所でした。

自分を大きく変えることができた場所でした。

侍に入りたての一回生の頃は、条件練にだけ行っていました。友達も多くはなくて、踊り込みなんか正直怖くて行けなかった。1番最初の担当もやらせてもらって、初めて侍に深く関わった。でも、大きくは変われなかった。

二回生になって、やっと踊りの大切さに気づけた。周りの同期が上手くなって、初めて踊りで悩んだ。そんな時ある先輩が何時間も俺の相談に乗ってくれた。俺のターニングポイントはそこにありました。きっと今踊りで悩んでいる人がいると思う。全然上手く踊れない。あいつだけどんどん上手くなっていく。でも、絶対に見てくれている人はいるよ。努力をする必要はあるけど、絶対それを知っている、見ている人がいます。俺を信じて、あともう少しだけ頑張ってみてほしい。きっとそこからまた違うサムライフが始まると思います。

三回生は侍が自分の居場所になった一年だった。遅すぎたかもしれない。でも、俺の人生の中で1番輝いていて大切なものになったと思う。POWERという演舞に曲制副リーダーという形で関わって、毎日毎日毎日侍について考えた。頑張れたのは間違いなく二回生がいたから。みんなの踊ってる姿を見て、俺らの演舞が好きって言ってくれる姿を想像して、ここまで作ってこれたよ。一回生の頃はあれほど侍に行くこと怖かったけど、会議を進めていたある時に気づきました。自分は侍に、仲間に、会いに行っているんだ。そんな毎日を楽しんで生きているんだ。っていうことに。
いつからかみんなが自分の一部になっていました。


気付けば隣に居て
気付けば心に居て
気付けば同じ夢を見て
気付けば想いが溢れ出す


俺は、こんな存在こそが仲間だと思う。このことに気づいた時、更に結んだものが深まっていると思う。物理的に隣にいるだけが仲間じゃない。心の中にそいつがいれば、仲間だと思うよ。


去っていった仲間たち
呼び止められなかった仲間たち
仲間になりたかった人たち
仲間でありたかった人たち
本当は全員と笑い、踊りたかった


こんな声出しをしたことがあります。俺たち三回生は「仲間」について誰よりも1番悩んできたと思う。1,2回生もこのことでたくさん悩んだと思うし、これからも悩むと思う。

でも、今いない仲間も別の場所で頑張っているはず。そいつらが心の何処かにいて、そいつらへの想いが心の中にあるなら、俺たちは胸を張って踊っていいと思う。侍はそういう場所だし、POWERってそんな演舞な気がする。

俺はこの一年、本当にみんなと踊れて幸せでした。普段はこんなこと恥ずかしくて言わないけどね。笑

みんなと一緒にいる一瞬一瞬が、本当に大切なものでした。

侍って、この優しくて厳しいこの環境って本当に当たり前じゃないんだって気づいた日から、自分は変われた気がする。ありがとう。

最後に、俺の憧れについて。

俺の理想の侍像は、早稲田祭のステージの上で大暴れして、心の全てを泥臭く表現して、最後の瞬間まで必死に食らいつこうとする、アツいあの侍です。

俺は最後の最後まで、誰よりもアツくありたい。そして自分がそうだったように、俺の姿を見てアツくなりたいって言ってもらえるような踊りをしたい。見ていてください。

他に言いたいことは、自分の曲に全部込めたから是非聴いてください笑

 

早稲田祭が始まります。
この二日間、人生の絶頂でありたい。
最高の仲間全員で手を繋いで、最高の景色を見に行こう。


本当にありがとう

そしてこれからもよろしく。