3回生よりメッセージ

早稲田大学”踊り侍”の3回生が引退に向けた思いなどを綴った期間限定ブログです

エドシーラン

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エドシーランです!!


私は、いつの間に侍から離れ、いつの間に戻ってきた人です。
今となっては心の底から「侍楽しい!」と言い切れますが、そんな風に思えない時期もありました。

引退する上でのけじめとして、当時の心境の変化や今思っていることを綴ります。
完全な自分語りになりますが、こんな考え方もあるのか、という心持ちで読み進めてもらえればと思います。

 


高校時代からの憧れであった踊り侍に入会し、「衣装を着て、お祭りに出て、カッコいい演舞を踊る」という全ての念願が叶った。
MCや班長を経験し、仲間との関わりも増え、自分なりの楽しみ方を見出した。

 

しかし、踊り侍を素直に楽しめない時期があった。

度重なる自粛で侍の活動が滞る中、ゼミやバイト先といった侍以外の居場所を見つけたり、短期間ながら留学に行ったり…

様々な人と出会い、侍以外の物事に目を向けるようになるうちに、侍のアツさをどこか客観視するようになった。

「何でこんなに熱くなってるんだろう」「これを続けて何になるんだろう」なんて考えが湧き上がり、レスポンスやガヤが飛び交う空間に入り込めなくなった。
練習からもお祭りからも、足が遠のいた。

 

そんな日々を過ごすこと3ヶ月目、私は二つの決め手のもと、踊り侍に戻る決断をした。


一つ目の決め手は、踊り侍の演舞への憧れを捨てきれなかったこと。

侍から離れても忘れられなかった、演舞を見て感情が突き動かされる、踊り子の醸し出す感情の渦に飲み込まれていくあの感じ。
先輩方の踊りを直接見て一層強まった憧れを、憧れのまま終わらせたくなかった。


二つ目の決め手は、仲間の存在。

侍から離れていても、変わらず連絡を取ってくれたり、優しく受け入れてくれたあなた。
些細なことで笑い合えたり、素直な思いを共有できて、とても心強かった。

そして、"踊り侍"という空間を守り続けてくれたあなた。
前でチームを引っ張る、後ろからチームを支える、場を盛り上げる、踊りを極める、メンバーに寄り添う...
方法は様々だけど、あなたの思いや行動一つ一つが、間違いなく"踊り侍"の糧になっている。
侍から一度離れたことで、実感しました。

この場を借りて、改めて感謝を伝えさせてください。

 

 

踊り侍の1,2回生へ。
今後、踊り侍の一員となるあなたへ。

 

心の赴くままに、
踊り侍を、そして大学生活を楽しんでください。


大学生って、思った以上に自由です。
サークルに全力を注ぐのもよし、学業に励むのもよし、友達と遊ぶのもよし。バイトを頑張るのも、留学や旅行に行くのもよし。
時間とお金の許す限り、何でもできる。

一つの場所に居続けることが辛くなったとき、楽しみ方が分からなくなったとき

頑張り続けてみるのも手だし、一度離れてみるのもまた手です。
正解も不正解もない。
それを決めるのはあなた自身です。


最後の瞬間に振り返って、総じて幸せだったと思えるサムライフに、大学生活になりますように!
応援しています!