3回生よりメッセージ

早稲田大学”踊り侍”の3回生が引退に向けた思いなどを綴った期間限定ブログです

テコンドー

こんにちは~てこです~

この2年半は本当にあっという間だったけど振り返ってみると実に長い長い濃い時間を過ごしてきたんだなって思います。

私からは自分の実体験を含めたお話を…


燃ゆるの浜よさで膝をケガしまた。
あまりにも突然のことでいまいちその時の状況を覚えていませんが、後から侍に戻れるのかという不安と踊れなくなってしまうんじゃないかという恐怖が毎日襲ってきていました。
でも私には戻りたいという気持ちが本当に強くてリハビリ死ぬ気で頑張りました。踊れるようになってからは今自分が踊れる環境は当たり前ではないんだと思うようになりました。今でもたまにめちゃくちゃ痛いです。でも今を本気で生きたいから本気でやりたいことに向き合えてるから私はこの身が滅びようともその最後の時間まで全力でやりたいと思ってここまで来ました。
まぁちなみにもうすぐ滅びそうです。


そんな私ですが一時期侍を辞めたいと思うほど侍が嫌いで侍にいるのが嫌になる時期がありました。
「侍は頑張ってる人を認めてくれる」そんな言葉に疑いを持ちはじめました。
こんなに頑張ってるのに報われない。
あの子は私より頑張ってるのに私の方が前に立っている。
そう思う時が増えていき心から踊れなかったりそういう環境になってしまっている侍があったりしていることが怖くて…

でも、ある日気付いたんです。
大好きすぎて環境がマイナスに変わっていく侍が嫌いになっていたけど、たくさんの事を考えたり行動をすれば環境は変わっていくものだ。それがプラスになるかマイナスになるかは自分たち次第だって。
それなら私が動かなきゃって。
私が影でも頑張ってるあなたの支えになりたいって。
役職があるわけでもない、ただの3回生なだけ。でも人よりも発信する力はある。
なら私はあなたの頑張りを伝えたいって。そう思うようになりました。
正直それが十分にできたかって言われればわかりません。むしろ元々俯瞰してしまうタイプだったのでやったことも伝わったかはわかりません。
それでも「伝えなくちゃわからない」ってことを学びました。
「頑張ってる人を認めてくれる場所」というよりは「あなたの言葉、気持ち、本気を全力で受け入れてくれる場所」なのかなって



最後に母には本当に感謝しています。
母子家庭で今は病と戦っていて、それでも最後まで私の活動を応援してくれて。
母には感謝しかありません。
侍を辞めたいと思ったときも
「あなたが踊ってる姿が私の力になる、そして希望になる」って

最後のステージ、私は侍への感謝だけでなく母への感謝をもって踊らさせていただきます。


最後に
侍に出会えて良かった。
あなたに出会えてよかった。
ありがとう