3回生よりメッセージ

早稲田大学”踊り侍”の3回生が引退に向けた思いなどを綴った期間限定ブログです

丼上芋子

お疲れ様です!丼上芋子です!

まさかこの私が引退ブログを書くまで侍にいられたことに自分が一番びっくりしています。1回生の時すぐ辞めそうな人材堂々の第一位だったからね。

(画像はみんなから今までで一番愛された、なんならこれからも愛してくれるであろう一枚にしたよん)

 

まず、2年半のサムライフ総括すると本当に幸せでした!

先輩、後輩、そして何より同期のみんなありがとう。

私はみんなに申し訳ないくらい、やりたいことだけやらせてもらえたサムライフでした。本当にいいとこ取りをさせてもらいました。

こんな悠々自適に過ごしていた私を“踊り侍”っていうとっても素敵な輪の中に入れ続けてくれて本当にありがとう。そして素敵な空間を守るために頑張り続けてくれたみんな、本当にありがとう。

 

こんな私なので残念ながらかっこいいことは何も言えません。それどころか逃げ切り体制で書いちゃっているので結構マイナス表現も多いです。ごめんなさい!しかも思ったより長くなっちゃいました!パンピーなのに!なんか恥ずかしい!あわせてごめんなさい!

もしよければ最後の一段落だけでも読んでくれたら嬉しいな!



私は前述した通りすぐ辞めそうだけど辞めなかった人間、なんなら侍に合ってなさそうな人間だけど続けた人間だと思うんです。

 

そもそも侍に入ると決意した時、当時の友達にはほぼ100%の確率で反対されました。私の性格とか諸々踏まえてね。それで実際入った後もやっぱり入る場所間違えたかも、の連続でした。

それは1回生の時だけにとどまらず、私は3回生になっても学館、セブン前、お部屋、練習が怖い人間でした。セブン前に行く時には深呼吸してから向かっていたし、他の場所で合流した後に「まあとりあえずセブン前行く?」の一言が来るとドキドキしちゃってました。暇があれば学館ではなく本キャンの空き教室に積極的に向かう人間でした。

「人に優しく、自分にはもっと優しく」をモットーに生きてきた弱弱人間だし、本音を言おうとすると涙が出てくるし、なぜか小さい頃から二人称の「あなた」が苦手だった。“踊り侍”という空間にいる時は自分を曝け出す、感情をむき出しにするっていう主体性を持って動かなければいけない部分はもちろん、なんだか一挙手一投足が常に誰かからジャッジされてる気がして息が詰まりそうになることも多かった。

多分元来の私の性格と“踊り侍”という組織との相性は悪かったんだと思います。

 

ただ!最後まで侍に対して怖いって感情を持ち続けてしまっていた私だけど、それはそれはちゃんと怖がる以上に侍を心から楽しむこともできていました。(今までマイナスなこと書きすぎて信じてもらえないかもしれないけれど)

 

そして、それに一役買ったのが「よさ名」です。

侍にはありがたいことに「よさ名」があるんだから、そのままの自分でいるのが辛いんだったら「よさ名」というベールを被せてみちゃえばいい。そう考えるようになりました。

ずるいと言われてしまうかもしれないけれど、私にとって“踊り侍”にい続けて、好きでい続けるためには「丼上芋子」というベールを被せることがいちばんの有効策でした。みんなも「自分」でいることが“踊り侍”にいる辛さの原因の1つであるなら「よさ名」を被せてみてね。

だからみんなから芋〜芋子〜芋ねえ〜いもばあ〜ばばあ〜くそばばあー!って呼ばれるの、全部全部心から幸せだったんだ!ありがとう!

 

そしてもう一つ、侍に限らないけれど年長者からのアドバイス!!

依存先は多く持ちましょう。

いきなり精神科医みたいなこと言い出しちゃったけど人って多分何かに依存しないと生きていけない生物だと思います。だからみんなも既に少なからず依存先は持っているはずです。ただ、生きていくと前まで自分に最適だと思っていた空間がふと辛くなってしまう瞬間が来る場合があります。

そんな時に依存先が1つで、そこだけにアイデンティティを見出していたらそこが辛くなった時に一気に自分が崩れてしまいます。だから、空間だけじゃなくてその空間にいる個々人でもなんなら概念でもなんでもいいから心安らぐ場所を何個か作ってね。

踊り侍でも、踊り侍の人でも、踊りでも、大学の友達でもバイトでもなんでも大丈夫だから、心の支えは分散させてね。



色々あったけど2年半続けてよかったと心の底から思ってます。侍に入ることを決めた2年前の自分、なかなかやるじゃん!と褒めたいくらい。

これからみんなもたくさん悩むことも怒ることも時には泣いちゃうこともあるかもしれないけれど、時には自分なりに休憩しつつ続けてみてね。頑張れそうだったら頑張ってみてね。でもおせっかいな一言かもしれないけれど周りの人への感謝は忘れないでね。もしできそうだったらみんなの言葉にはすごくすごく優しさと暖かさと力がこもっているからぜひ小さなことでも周りの人に伝えてあげてね。

これからもずーっと“踊り侍”がみんなを愛し、みんなから愛される空間でありますように!

シーサーで入れて、3回生を優しくて可愛い後輩たちと共に仁代で過ごせて幸せだったな〜

ありがとう、踊り侍!大好きでした!