3回生よりメッセージ

早稲田大学”踊り侍”の3回生が引退に向けた思いなどを綴った期間限定ブログです

西郷けんぴ

【西郷けんぴ】

先輩達の引退ブログを読んで、いつか自分も書くのか〜って思ってたのに、もうその「いつか」が来てしまいました!

まずは最初に、先輩、同期、後輩、家族や友達、応援してくれたみんなに「ありがとう」。

踊り侍は、そしてそこにいる私達は、沢山の人に支えられているということを、侍で過ごすなかで何度も感じてきました。

本当に、今までありがとうございました。

 

私は過去の、「自分にはきっとできない」という理由で下した決断に心残りがあったから、大学では自分の気持ちに正直に、やりたいと思ったことに挑戦しようと思っていました。そんな中で踊り侍の演舞を見つけて、直感で「入りたい」と思って、入会を決めました。

 

1回生の冬に体調を崩して侍に行けなかった期間から、先輩や後輩と仲が良い同期が羨ましくて、踊りがどんどん上手くなる同期が輝いて見えて、どうしていいか分からなくて、些細なことでも全てが嫌になってしまうような時期が続いていました。周りの人は何も悪くないからこそ、そんなふうに思う自分も嫌だった。

 

侍の中にも、似たような経験をした人がいるかもしれないし、これからする人もいるかもしれません。

 

行かない、辞める、その選択も簡単にできるのが踊り侍。でも侍には、簡単に言葉では表せないような、引き止める何かがあって、私はここまで侍に居続けました。この空間に居続けることで、自分がやりたいことに挑戦する勇気も持てました。

サムライフに悔いは0かと聞かれたら、自信を持って0とは言いきれないし、引退間近になって、あの時こうしていたら、と思うこともあります。 でもきっと、その時の私はそれが全力で出した答えだったんだと思います。+の感情も-の感情も、全てが今に繋がっていて、自分をいつの間にか成長させている、それがサムライフだと思います。

だから後輩のみんなにも、苦しいときはいつでも休んで大丈夫だから、侍という空間に居続けることで、見える景色があって、それはかけがえのないものになるということを伝えたいです!

 

そしてもう1つ、私が踊り侍の一員として大切にしていて、頑張っていたことを書きます。誰か1人にでも、少しでも、力になれたら嬉しいな!

それは、自分の気持ちに正直になること。

これは、最初に言ったように自分が侍に入るときに持っていた想いであると同時に、人からどう思われるかで悩むことや、人と自分を比べてしまうことが多い私には難しかったことでもあります。

仲良くなりたい、踊りを教えてほしい、担当をやってみたい、好き、かっこいい、とか!

自分の気持ちを誰かに伝えたり、行動してみたり、侍はそれができる貴重な場所で、そしてそばにいてくれる仲間がいます。

だから、何かをしたいと思ったら、踏み出してみてね。

このことで私は、昔の自分より、ほんの少しだけでも、前に進めたと思っています。 1回生、2回生、あっという間に終わりはやってくるよ!

踊り侍で過ごせる瞬間を大切に、

仲間を大切に、

自分を大切に。

これからもみんなを全力で応援しています!

最後に、カービィのみんな。 改めて、出会ってくれて、仲良くしてくれて、名前を呼んでくれて、ありがとう。

踊り侍で一緒に過ごせた時間が、一緒に作った滾れという演舞が、宝物です。

大好きだよ!

西郷けんぴ