紅卍拳
【紅卍拳】
「ありがとう」は魔法の言葉だ。
確かにそれは、正解だ。
踊り侍という空間は、たくさんの感謝で成り立っているから。
でも、その魔法の言葉に悩まされた時期が私にはありました。
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踊り侍にいれば、1日に数えきれないほど聞く、「ありがとう」。
ひねくれてるかもしれないけれど、レスポンス化された「ありがとう」を幾度となく聞くたびに、それが何故だか空虚な言葉のように感じられるとました。
まるで、ありがとう、さえ伝えておけば、
あいつがやるだろう
自分はやらなくて良いだろう
と裏の声が聞こえてくるように。
温かい踊り侍のメンバーが、実際はそんなこと思ってないのは分かってる。でも、そのくらい悲観的になってしまう時がありました。
きっと、何人かは共感してくれるんじゃないかな。
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だから、私は踊り侍に利用されることを辞めました。
その代わりに
早稲田祭担当を経て抱いた
憧れの踊り侍を創り、支える一員
という在りたい姿。
これに真っ直ぐ向き合いました。
やってること自体はそんなに変わってない。
でも、義務感から逃れることが出来た。
心の余裕と広い視野を持つことができた。
そして何より、在りたい姿に近づいていく自分を誇れるようになりました。
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ここであなたに問いたいことは、
あなたはどんなあなたで在りたいですか?
ということ。
人のために頑張れることは決して当たり前ではなくて、あなたは本当に素敵です。
だけど、自分自身のことを疎かにしてませんか?蔑ろにしていませんか?
自分のことを一番大切にできるのは自分自身。たった2年半のサムライフ。あなたの思うように、あなたの在りたい姿で過ごして欲しい。
自分自身とたくさん対話して、考え抜いて、出した答え。それがどんなものでも、それを認め、そして行動に移してみて下さい。
【そのたった一瞬でさえも、
あなたが誇れるあなたで在れますように】
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その一方で、誰かが仕事をしなくてはいけないのが踊り侍の現実で、優しいあなたは、きっとまた仕事を引き受けてしまうんだろうな。
だから私があなたに伝えるね。
ありがとうでなくて、心からの有難うを。
あなたの存在は、行動は、当たり前なんかじゃない。
何にも変えがたい、宝物です。
大好きな踊り侍を、大好きなあなたを
いつまでもずっと応援してるよ。
辛くなったら、いつでも連絡してね。
21,22会計
21早稲田祭担当
その他必要に応じて仕事してた人
21代目踊り侍 紅卍拳