3回生よりメッセージ

早稲田大学”踊り侍”の3回生が引退に向けた思いなどを綴った期間限定ブログです

パルミジャーノレッジャーノ

パルミジャーノレッジャーノ】

"一生ものの一瞬"

私の大好きな言葉です。
その瞬間自体はすぐに過ぎ去ってしまうけど、
ずっと記憶の中で輝き続けるような
ずっと自分の人生を支え続けるような
かけがえのない一瞬のこと。

踊り侍で過ごした時間は、
そんな一瞬で溢れているし、
長い人生の中でみたらサムライフそのものが
"一生ものの一瞬"なのかもしれません。

私は2回生の11月から3回生の6月まで、
踊り侍を離れていました。
その時に外側から見たみんなは、めーーーっちゃくちゃキラキラしてた!

何かを残そう、
何かを創ろうって必死にもがいて、笑って、
今を生きているみんなが死ぬほど羨ましくて、
侍ストーリーを見れなくなる時期もありました。笑

そして、
「あ、数ヶ月前までは私もあの中にいたんだ」
って気付きました。
「なんでこんなにかけがえのない時間だってことに気付けないで、なんとなく過ごしてたんだろう」
って後悔しました。

だから、侍に戻ってからのこの4ヶ月半は、
かけがえのない時間を大切に過ごしたよ!
一生ものの一瞬をたくさん見つけたよ!
これが私のサムライフでの1番の自慢です!!

すごく自分語りになっちゃったけど、伝えたかったのは、
「今過ごしているサムライフは、あなたが思っている以上にあなたにとって大切なものなのかも」ってこと!

幸せは、それが日常になると掠れて見えてしまうものだけど、
また明日って手を振る仲間の笑顔とか、
隊列から見える仲間の背中とか、
そういうものにもっと目を凝らしてみてください!

それでも
「ううん、そんなことないよ」
「侍が大切だと思えないよ」
って人は、一度侍から離れてみてもいいと思います。
踊り侍はサークルだし、自分を偽って無理してまでも、いなくちゃいけない場所ではないから。

でも、もし少しでも、やっぱり侍が大切だって思えたら、
ぼーっと過ごしていたら見落としちゃうような何気ない景色を、たくさん目に焼き付けて欲しいです。
踊り侍が大切だっていう感情を見失わない様に大事に持っていて欲しいです。

それがきっとあなたにとっての一生ものの一瞬になるし、
誰かの想いでできている踊り侍の根源となるのは、そういう感情だから!

そして、踊り侍での自分の存在を肯定できなくなっている人へ。
私もそうでした。

チームのために頑張ってくれているたくさんの人たちと比べて、
自分の存在意義も、侍に対してできることも何もないんじゃないかなって何度も思いました。

でもそんな時は、
「頑張ってくれている"みんな"に対してできることってなんだろう」
って考えてみて!
踊り侍っていう"空間"に対してできることって考えると難しくなっちゃうけど、
踊り侍にいる"人"に対してできることだったら、なんだかある気がするでしょ!

最後に。
元々侍に憧れていた訳でもなく、特別踊りが好きだった訳でもない私にとっての"アツさ"は、間違いなく「仲間がいること」でした。

みんなと過ごす日常のような非日常が、
何よりも一番大切で、
愛おしくて、
譲れないもので、
ただそれだけで踊り侍でいることができました。
本当に本当にありがとう。

笑って泣いて叫んで、
人生最後にして、最大の青春でした!

例え生まれ変わったとしても、
何度でもまたこの場所に出会いたいな。
幸せだったよ、ばいばい!