3回生よりメッセージ

早稲田大学”踊り侍”の3回生が引退に向けた思いなどを綴った期間限定ブログです

#おしゃれさんとつながりたい

おつかれさまです!はしゅです🙌



私のサムライフは、言ってしまえば「たかがサークル」という言葉に甘えた2年半でした。それでも書いてたら意外と長くなってしまって、侍一筋とはとても言えなくても、自分で決めたサムライフに後悔はなくて、宝物だと改めて思いました。

 

踊り侍は、自分が今、やりたいことを測るものさしでした。踊り侍に参加しないで別のことをやりたいのか、それとも踊り侍にいたいのか。

その都度考えて、その時1番やりたいこととを選択してきました。私がいてもいなくても変わらない空間はとても心地よかったです。

 

自由に侍に参加させてもらった私から言いたいことは、1度しかない大学生活、せっかくなら「今」やりたいことに正直でいてほしいということです。踊り侍を理由にその時やりたいことを諦めないでほしい。今、やりたいことが踊り侍なら、それを心から楽しんでほしいです。

 

【⠀踊り侍に居続けるか迷う子もいるかもしれない、そんな子たちへ。⠀】

踊り侍にいて、いつ「楽しい」が降ってくるかわからない。もしそれに少しでも期待する気持ちがあるのなら続けてみてほしいし、その期待にきっかけは様々だけど、応えてくれる空間だと経験上思います。

それに、その期待を持つことができる時点で、あなたは踊り侍にいるべき、いていい、必要な存在だと思います。無理はしないで、その期待と踊り侍っていう空間に甘えてみてね。その後どんな選択をしても、あなたのその選択に間違いはないです。離れる時は、たくさん仕事をしてくれてる人たちへの感謝は忘れないでね!



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‘’アツさ’’これは私が侍にいてずっとわからなかったものです。

 

元の性格と、人に共感することが苦手なことが相まって、アツさをみんなが体現しているのを見て、触れて、感じることはできるのに、自分にその火が移ることはなかった。そんな自分は何回考えてもこの空間に向いてない、みんなに失礼だし、自分も息苦しいと思っていました。

 

それでも、アツさに上手く乗れなかった時に隣に来てくれる人がいたり、その輪まで引っ張ってくれる人がいたから続けられました。それをしてくれた本人にとってはなんてことないことでも、すごく嬉しくて、一人一人ちゃんと覚えています。先頭に立って突っ走ってくれる人、取り残されそうな人に気づいて隣に来てくれる人、どっちもいるってすごいこと!

 

アツさに共感することはやっぱりほとんどできなかったけど、話を聞いて、みんなの思いを理解しようとすることはできる。そんな自分のあり方に気づかせてくれたのは踊り侍です。

 

わからなくても、共感できなくても、誰かのアツさを感じて、理解しようとするだけでも十分なんじゃないかな。いつかアツさが宿ることもあるかもしれないし、私みたいにずっとわからないままでも、その空間にいるだけで少し体温が上がるような気がする、それでいいんじゃないかな。

少なくとも私は2年半のサムライフを通じてそう思っています。もっと早くこのことに気づけたら良かったな、そしたら侍という空間をもっと大切にすることができたかな。

最後の早稲田祭で、1回くらいしあわせだー!って心の底から叫んでみたいな、今ならいけるんじゃないかな、って甘い期待を持っていたりもします。どうなっているかな。

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〇シーサーへ

些細なことに気づくことができて、責任感が強くて、しっかり意志を持って頑張れる。謙遜しすぎはもはや嫌味だよ!笑って何回思ったかわからないくらい、私から見たらシーサーのみんなは侍で1番近くて、1番憧れの存在でした。ずっと中途半端だった私を帰ってくる度に迎え入れてくれてありがとう。戻るのが怖いのに、みんなとまた話したいと思う私が常にいました。そしてなにより、をアツさがずっとわからなかった私にとって、仁という演舞は救いでした。仁に、それを作ってくれたみんなに出会えて本当に幸せです。

 

〇後輩へ

私が侍を楽しいと思えるようになるひとつのきっかけは確実に後輩の存在でした。たくさんの子と話せたわけじゃない、それでも私のことを覚えてくれて、話してくれたり名前を呼んでくれる後輩がいるって本当に嬉しいことでした。なんか良い言葉が出てこなくて悔しいな、本当に救われてました、ありがとう。私を幸せにしてくれたあなたたちのサムライフが幸せいっぱいなことを願っています。



踊り侍という空間のおかげで、どんな自分よりも踊り侍にいる時の自分が1番好きでした。そして、踊ることも、色んなお客さんの反応が見られて、違う人になれるみたいで大好きでした。

私は侍で何かを返せる人ではないから、引退までの短い時間、せめて近くにいてくれたあなたに、直接お礼を言おうと思います。

 

何気ない話をして、踊って、叫んで、多分人生で1番あたたかい言葉をもらえて、思いに触れてっていう他に替えられない経験ができる、あったかい空間に居られて幸せでした。

踊り侍、そして踊り侍にいるみんな、本当に素敵な時間をありがとうございました!またね!