3回生よりメッセージ

早稲田大学”踊り侍”の3回生が引退に向けた思いなどを綴った期間限定ブログです

今、逃げましたね?

【今、逃げましたね?】

おはようございまーす!!
たねです!!

サムライフで考えてたことをいくつか早口で!
これから頑張る誰かのヒントになれば本望

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脳死で頑張ること」

サムライフは沢山沢山考えた方が絶対にいい!絶対に!

ただ舌同様に無駄に回る私の頭は、勝手に色々分析して言語化してくる節があって。
「考えすぎだよ」「よく考えてるね」って言われるけど、別に改まって考えてるわけじゃないんだよなあって人いるんじゃないかな。

そんな私はあえて

脳死で頑張ること」つまり
「"頑張る"こと自体は疑わない」ようにしていました。

考えはじめるときっと不安になってくるから。
スイッチは切ってから入れるより入れっぱなしの方が楽だから。

どこにどう行く?走る?歩く?
全て決めてから出発するのではなく、
走りながら選んでいくこと。

休むか、誰かの力を借りるか。
それは走れなくなったり、
走りたくなくなってからでもいいんじゃないかな。
あなたの選択肢はいくらでもあとから追加できるよ。

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「頑張ってる人/ついていけてない人」

よく聞く言葉が私は好きじゃありませんでした。
同じチームのメンバーなのにわざわざ違う層として分けてスタートラインを変えているような気がしてしまって悲しくて。

その言葉が響く人は確実にいるし、寄り添えるあなたは本当にすごい。

と同時に、周りに対して、そして自分に対して
"言葉にしない" ことで救われる時があります。

そうすれば現実にちょっと目を瞑って、いくらでも自分に対して「意地」が許されるから。

どれだけ頑張れない時がきても、
自分よりも努力している人と同一視されるのが怖くても、
伸び代まみれだろうと、

心の中で「私は"頑張ってる人"だ」と言い続けることはできる。

高校で初めて努力が叶わないこと、そもそも頑張りきれない悔しさを知って、周りの目を気にして余計に頑張れない時がありました。

だから侍ではその意地を手放してしまうのがずっと怖くて

「私だって頑張ってる人だ」と言い聞かせ続けていました。

結局1番固執していたのは私かもね。

でもみんな頑張ってるんだから、やっぱりみんな「頑張ってる人」でいいと思う。もし理想の頑張りの量じゃなかったとしても、頑張りたいと思うだけの頑張りをあなたは絶対してるんだよ。

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これが一番伝えたいこと。
「"自信"も"好き"もいつやってくるかわからない」

自信とは、"自分の価値・才能を信じること"
好きとは、"心が惹きつけられること"

この2つは違うものだけど自分で両方実感した時に初めて、胸を張れるんだと思う。

ところで、3回生="完成形"って思ってる1、2回生いない?
私は人としても、踊りも、自分の成長を1番感じて自信がついて好きになったのは、3回生としての半年間でした。 

自分の踊りが見つかり始めたのが成長期
見つかったと思えたのも好きになりはじめたのも秋祭り
IXABAガルルでめちゃくちゃ自信がついた
好きと自信が最高まで上がって、揃ったのはふくろ

ふくろの2日目の朝、後輩だけじゃなく、先輩や沢山の同期、特に"中の上"の自分に対して、"上の上"だと無意識に踊りの面で線をひきかけていた同期、色んな人から1日目のアゼリアでの踊りを褒めてもらって、ちょっと泣きそうになるくらい嬉しかった。

全部やってきて今が最大限、そう臨んだふくろでさえ、1日目と2日目の間にこんなにも自分の踊りに自信がついて好きになるのか、って衝撃的でした。

自信って「ある/ない」で考えがち。
好きも「好き/好きじゃない/嫌い」で考えがち。

でもどっちも、期限も上限もない。

引退間近になって沢山の後輩が
私の踊りを好きだと言ってくれて、
教えてくださいって来てくれて、
ああ"私の踊り"がいつの間にか出来ていて
ちょっとでも残せるのかなって、
似た後輩に活路を開いてあげられるのかな、
先輩冥利に尽きるなあって幸せでした。

あなた達後輩が私にもっと自信と好きをくれました。
ありがとう。

現時点で自信がある人もない人も、
自分や踊りが好きな人も好きじゃない人も、
まだまだ伸び代まみれです。
ある/ない よりも "もっと"に目を向けて自分に期待してみてね

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最後はやっぱり感謝を。
現役は早稲祭で直接伝えるね。

先輩は直接伝えることができないからここで。

侍を繋いで私達にこの景色を見せてくれてありがとう。
お祭りに出る私達の姿を心から喜んでくれてありがとう。
この日常に、このお祭りに
あなた達のどれだけの想いが向けられていて、
向けようがなかったか。
安易に想像することは失礼だったかもしれないけど、
そこに目をむけ続ける人であり続けたかったし
後輩達にも大好きなあなた達を感じて欲しかった。
あなた達を想うと自分では頑張れない時も気合が入りました。

甘えるのはあんまり得意じゃないけど、
自分が代を引っ張る立場になってからも、
ずっと心の中で頼りにしていました。
本当にありがとうございました!!大好きです

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『稔』の21代目、愛しくて誇らしかった!!!ありがとう!

21代目副代表
今、逃げましたね?