3回生よりメッセージ

早稲田大学”踊り侍”の3回生が引退に向けた思いなどを綴った期間限定ブログです

メタモルフォーゼ

【メタモルフォーゼ】

おはようございます!気持ちの良い朝ですね!坂野です!

これを今読んでくれている方へ

いつも後輩とも同期ともへらへらしてて威厳などない私だけどここでは少し真面目に書きます。

私にはずっと大切にしてる考え方があって

「自分の人生、全部『正解!』」

自信ありすぎだろって思うかもだけど

人生で自分が経験するもの・選択するもの全てが「正解!」って言えるように行動するようにしています。

例えば仕事とか役割から、踊り、どこかに遊びに行くという予定まで、「やって正解だったね〜」って言えるように後悔ないように最後まで楽しくやりきるってことね

何でこんな考え方を大切にしてきてるかっていうと
全てのことが原因と結果という関係で繋がっていくとしたら、正解にするためにがんばってきたことの結果として次に起こることはしあわせな正解でしかないでしょって思ってるからです。

もちろん自分に起こることは全てがプラスなことではないし、選択を間違えた!って思うこともあります。でもそれが起こることも正解で、その時に抱いた感情も正解です。
マイナスなことでも、未来で私がしあわせになるために必要な経験であり学び。だからその試練を乗り越えたら、頑張ったら、必ずしあわせになるものなんだって思ってます。

つまり私の考え方って人生大正当化論なんだけど人生うまくいかない!って悲観するより全部合ってるー!って自信持ってた方が断然楽しいよね!

今までどうだったかって振り返ると中学、高校とこの考え方で人生上手くいっていたし、満足してきた私でした。

、、だけど、踊り侍だけは、踊り侍に入会したことだけは、本当に正解だったのか、ずっと自信を持てませんでした。

親が厳しくて、コロナが大流行した時サークル禁止令を出されたり、門限も鬼厳しくてみんなの輪から先に抜けて帰らなければいけなかったりして、そもそも侍を続けるのが大変だったことがありました。
侍にがんがんのめり込んでどんどん踊りが上手くなっていく同期に気後れして学館も行きづらくなって頑張れない時もありました。
侍に参加しないという選択をしていた時期もありました。
踊り侍を自分の「正解」にしたいのにその努力すらできない時期もありました。

やめようかな、って漠然と考えていた時期もありました。

大前提、侍は好きだし楽しい空間ではあったよ。でもあの時の私の頑張りは絵に描いたような"そこそこ"でした笑笑

私が変わったねって言われるようになったのは、自分自身でも変わったって思ったのは、滾れ代が始まってからでした。

3回生になって「滾れ」という演舞を作って、「滾れ」と一緒にたくさんの景色を見てようやく、正解にむけて頑張れるようになりました。

だから一度ここできちんと伝えさせてください。
大好きなカービィのみんなへ、滾れを一緒に作ってくれてありがとう。本当にカービィ代で良かった。あなたたちと引退できるのが幸せな一方でバラバラになってしまうのが寂しいです。もっと一緒にいたかったです。あともうちょっとだけ頑張ろうね。

考え方の話に戻すと、私が後悔していることはサムライフ前半で侍にたくさんの力を注げなかった時に、注がなかった選択をした自分が正解であると自信を持って言えなかったこと。
侍は人種のるつぼであることに甘えて、侍でいることに責任を持たず、同期や先輩後輩で侍を支えてくれてる人にしっかりと感謝することも忘れて外を向いていたこと。

もしも逃げたくなったら逃げたっていいと思います。侍にどんな向き合い方をしてもいいと思います。でも逃げる「選択」が本当に正解になるかどうかは逃げた先に自分が起こす行動次第です!
自分の選択を正解にしようと行動するのが大切かなって自分の反省とともにそう感じてます、反面教師にしてね◎

今あの時を捉え直すなら、
いつでも快く迎え入れてくれた侍の温かさを身に染みて感じたこと
残り少なくなってしまった時間を、仲間といられる時間を、一瞬一瞬を大切にしなければいけないって気づけたこと
これらを学べた、今のめちゃくちゃに楽しいサムライフに繋がっている大事なきっかけの一つかなって考えています。あの頃からずっとずっと侍を支えてくれてたみんながもしも許してくれるなら「その選択も正解だったのかもね」って言いたいな。

振り返りと共に紹介した私の持論はツッコミどころ満載すぎると思うんだけど、もしこの考え方で誰かの心が少しでも軽くなったりしたら、ちょっと頑張ってみてもいいかなって前向きになれたりしたら、いいな、って思います。

最後に

踊り侍に入って、大好きなみんなと出会って、素敵な時間を過ごせたこと
これが一番のしあわせな「正解」だった、ってやっと言えるようになったよ。

大学生活「楽しいことしたい」っていうふわっとした気持ちで入会したけど、ここまでみんなが、踊り侍が、いつまでも離れたくない存在になるなんて思っていませんでした。この引退ブログを書いてる最中に辛くて涙が溢れてしまうくらい大好きな空間になるなんて思っていませんでした。

これからもずっと大切にしたい、繋がっていって欲しい。一生応援し続けます!

ありがとうございました!

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