3回生よりメッセージ

早稲田大学”踊り侍”の3回生が引退に向けた思いなどを綴った期間限定ブログです

背筋ジャンボ

【背筋ジャンボ】

背筋だあ!
まずは後輩たちに伝えたいこと。
それはもう、滾れはあなたのものだよ!ってこと。他の誰でもない。あなたひとりひとりのもの。
俺は、滾れの裏テーマは「自由と優しさ」だと思ってます。「真のアツさを追求する。」それは決してストイックに、踊り込みまくって、より完成度の高い演舞を完成させることや、感情を爆発させて踊ることだけじゃない。それも全部含んだ「あなただけの滾れ」を踊って欲しいということ。
だから、歴史総会や滾れ代強化練でビクビクしたり、制作代のことを気にして踊ったりする必要なんてない。恐れなくていい。好きなように踊ったり、踊らなかったり、好きになったり、嫌いになったり(ちょっとやだけど)してください!後輩が先輩にめちゃビビって気持ちよく過去演舞踊れないあの感じめっちゃ嫌じゃない?もし「この解釈は〜」とか「ここはこうしなきゃダメ〜」とかとやかく言ってくるダルい滾れ代がいたら全力で止めますちくってください。いないはずだけどね!
そして、あなたたちも、あなた以外の自由を受け入れてください。このマインドに必要なことはあなたの「想像力」です。これは俺が踊り侍で最も大事にしてたことだと言っても過言ではないです。学館に来るとか手をあげて発言するとか積極的に役割に立候補するとか、声をめちゃくちゃ出すとか目に見えやすいアツさを、周りに押し付けてないですか?俺らがやりたかった、伝えたかったのはそんなことじゃない。目に見える行動はもちろんだけど、見えないところにその人の思いや努力は想像以上に詰まってる。あなたの基準に当てはめずに、それを、たくさん想像してから他のメンバーに接して欲しい。他のメンバーの主観に立って考えられるくらい、その人のことを理解できるがこの空間だから。
そして、この、世界一優しい演舞を、あなたが後輩に伝えてください。俺らを知ってるあなたたちは滾れを自由に踊れるかもしれない。けど、まだ見ぬ後輩にとって制作代は無条件に怖いものだから。滾れは、滾れだけは、あなたが思ったように、心の底から楽しんで踊っていいんだよってたくさん伝えて欲しい。カービィ代の優しさの詰まった演舞を、どうか、一つだけの答えに導かないで欲しい。これから先に見せてくれる、5年分一つとして同じではない滾れの答えを待ってます!
そのマインドで、変えるべきルール(給水急がせすぎて体調不良者出すバカ練習とか特に)とか、元担から言われたいらなそうな伝統とかも変えちゃえー!あなたたちの幸せを奪うようなものは伝統じゃなくて呪いだから、ぶっこわしちゃいな!だって滾れは、踊り侍はあなただけのものだから!


次にちょこっとだけ自分語り。
俺のサムライフとか、考えてたことに「実は、、」はありません!俺はこの、踊り侍という空間で全てをさらけ出せていました。そのくらい、あなたたちに見せていたあの背筋ジャンボ=保坂翔太そのものでした!本当にありがとう。のびのびしすぎて周りにストレスかけてないかなと心配になるくらい。
ただ一つだけ自分を偽ってたこと。それは愛とか感謝とかを伝えすぎちゃう自分をセーブしてたこと。仲良くなるとめちゃくちゃ暴言吐いてたと思うけど、そうしていないとあなたや踊り侍への愛があふれて気色悪くなりそうだったのであえて逆をいってました。まったくめんどくさい奴です。そのくらい心の底からこの空間が大好きでした。就活があっても、精神的に参ったりしても、ここに帰ってくればあなたがいて、踊り侍になれる。だから俺はどうなっても踊り侍でいることにこだわり続けました。
ほんとにほんとに幸せ者だったと思う。話しかけたら笑ってくれて、一緒に踊って、泣いてくれて、バカみたいなことで笑ってくれる先輩も、同期も、後輩もいた。何年経ってもあなたとのくだらないあのやり取りを思い出して笑ってるんだろうなあ。
俺を俺のままでいさせてくれてありがとう。踊り侍。これからもたくさん助けてね。

最後に。
カービィのみんな。もちろん助けられたし俺のいちばんの心の拠り所でした。あなたがいるということ。あなたと話せるということ。それだけで頑張れた。一歩踏み出せた。いつもそこにいてくれてありがとう。あなたたちは俺の人生のいちばんの誇りです。

またね。