3回生よりメッセージ

早稲田大学”踊り侍”の3回生が引退に向けた思いなどを綴った期間限定ブログです

戸山の丘

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こんにちは、おかです!

引退ブログということで逃げ切り体制万全だからこそと言う感じなので、あしからず


私は、踊り侍を、ずっと大好きだったし幸せな空間だったなと思っている人間で、コミット度としては、まあそこそこくらいで、同期の中では偏差値60くらいかなと思います、辛いこともあったけど最高に幸せに生きてきました

けれども
踊り侍の、怖いな〜と思う点が2つあります

「頑張っただけ評価されること」
「価値観が違う人たちの集まりの中で、むき出しの感情にぶつかること」

頑張っただけ評価されるというのは、正しくは、「頑張ってるように見えるようにしただけ評価される」です
これは、たくさん侍にコミットした人を、見せかけだと否定しているわけではなく、コミットしてない人向けです

あなたがどんなに踊り侍のことを思っていても、そう見えなきゃ評価されない
例えば踊り侍への愛が同じだけあるAさんとBさんがいたら、それをストーリーに載せたAさんの方が、載せないBさんより愛があると、周りから思われます

あなたがどんなに踊りを頑張ろうと、結果が出なきゃ評価されない、出なくても、頑張ってる過程を見られなきゃ、評価されない
例えば同じだけ踊り込みをして同じだけ踊りが上手くなったAさんとBさんがいたら、学館のお部屋で踊ったAさんの方が、他の場所でこっそり踊ったBさんより評価されると思います

あなたがどんなに頑張っても、どんなに侍を愛しても、それが見えなければ評価されることが難しくなります

その一方で、みんなには見えないところで、侍のために頑張ってくれている人は本当にたくさんいると思います、ありがとう

踊り侍は、隊列がどこでも輝けるっていうけど、結局、みんな前がよくて、センターがよくて、「今日隊列後ろだから耐え〜」と思ってる人までいます、まあパフォーマンスだからしかたないか笑

隊列表見て、同期はあんなに隊列いいのに私は…とかあの子は前ばっかりなのに私は後ろばっかり…って思っている人たちもいるかもだけど、今のところ侍はそういうものです


そして、そんな側面を持つ踊り侍は
「価値観が違う人たちの集まりの中で、むき出しの感情をぶつける」
感情を大切にする、”アツい”サークルなので、
最高にハッピーな気分の人にも、悩んでる人にも同じようにそのままの感情が刺さってきます

私は、感情を大切にする踊り侍が大好きで、エモコンテンツとかすごい好きだけど、自分とは全然価値観が違って、そして感情をさらけ出すハードルが少しだけ低い侍のみんなの言葉に、傷つくことが何度もありました(嬉しかったことの方が多いけどね!)。

私は素直にズバズバ言ってしまうことが多いから、そんなふうに見られていない気がするけど、傷ついても、傷ついてないように見せて、仲良くなりたくて、天邪鬼なので思ってもない暴言吐いたりしてました、傷つけてしまった人たちへ、ごめんなさい。

で、何が怖いかと言うと、
自分が否定されているような気持ちになる
ことです

でも、あなたは間違ってない

違う価値観に苦しくなっても、自分より頑張ってる人のことを見れなくなっても、あなたはあなたです、人は人、だから間違ってないよ、自分をもっと愛していい、守っていい、だから、どうかやめないで、自分の気持ちを、やりたいことを貫いていい

それでも、私と同じように怖いと思ってしまうことがある後輩たちへ
怖いと思うなら、行動するしかない
逃げてもいいし、逃げたくないなら、自分が居やすい環境を自分で作りに行く
どんなに過去に縋っても、先輩に憧れても、結局全てあなた次第だから、怖いなって思っているだけじゃ何も変わらないからね

2回生へ
半年前、声を上げてくれてありがとう
おかげで、幸せに引退することができました。
あの時は諭したけれど、みんなの行動力のおかげで、私たちも、20代目も確かに変わった
本当にありがとう、
これからは、なんでもできる反面、反発する対象がないから、逆にやりづらくなることもあるかもしれないけど、今まで思った「こうしたい」って気持ちを全部忘れずにね
そして、たくさん愛してくれてありがとう
これを書きながら一人一人の顔を思い出して涙が出そうなくらい、大好きでした
お互いの価値観を大切にしながら、いつまでも幸せに、切磋琢磨するんだよ、今よりは遠くなるけど、ずっと味方だし、見守っています

先輩方へ
生意気な後輩を、可愛がってくれてありがとう、ずっと憧れてた先輩たちを、超えられたかはわからないけど、私たちは私たちなりのゴールに辿り着けた気がします
早稲田祭のステージから、大好きな顔がたくさん見えて、最高に幸せな引退でした。


長くなってしまったが、これにて戸山の丘引退!学館に向かう階段で戸山の丘の横を通るとき、わたしのこと思い出してね、流石に思い出すよね、よろしくね

またね