3回生よりメッセージ

早稲田大学”踊り侍”の3回生が引退に向けた思いなどを綴った期間限定ブログです

T.O.S

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「頑張ることから逃げない」

 

これは2020年1月1日に私が立てた抱負です。

 

サムライフを振り返って、

頑張ったと胸を張って言えるものが何もなかった私は、

いつの間にか頑張ることから逃げていました。

 

毎日のように踊り込みをするわけでもない、

スタッフや担当にはなれなかった、

そんな私にしかないもの、私にできることってなに?

 

人数が多いこの場所で、

集団のうちの1人にはなりたくなかった

自分らしくありたいと思った。

 

そんな風に考えてるくせに、何もしない

そんな自分が大嫌いでした。

 

 

踊り侍に入会した時、

周りの友達が全員入会できなくて悔しかった。

みんなの分まで私が頑張ろうと心に決めた。

 

1回生の夏、

『絶対に後悔させない』って言葉を信じて高知に参加した。

高知というお祭りが、私にとって大切なものになった。

 

1回生の秋、

やりたかったことが出来なかった。

(ここがサムライフのどん底

 

1回生の冬、

もうここから離れようかと思った。

『お前は絶対に出た方がいい』 って言葉に心動かされて浜よさに参加した。

ずっとここにいたいと思った。

 

2回生の夏、

やりたかったことが出来なかった。

立ち止まった自分に『そんなもんか』って声をかけた

 

2回生の秋、

1年後に踊り侍を引退する自分を想像して

「此処に何も思い残すことなく引退したい」と思う

これが最後のチャンスだと思って制作に向き合った

 

2回生の冬、

制作を通して、自分にできることを見つけた

 

3回生、

やっと自分らしくサムライフを楽しめるようになった

 

こんな風に、

2年半の間、この場所でいろんな経験をしてきたけど、

うまくいかないことの方が多かったです。

 

何度も何度も挑戦して、

その度に挫折をした。

 

何でこんなにうまくいかないのか

時には挑戦した自分さえも恨んだ。

 

あの時、挑戦しなかったら、

私は挫折することはなかった。

 

でも、今だからこそ言えることがあります。

 

『挫折、ありがとう!』

 

あの時、挫折してなかったら、

私は最後に必死になることはできなかった。

 

きっとどこかでうまくいっていたなら、

制作が最後のチャンスなんて思ってもないだろうし、

もしかしたら本気で向き合えていなかったかもしれない。

 

『そんなもんか』

この言葉は私が地方のバックに入れたかった言葉です。

辛くなった時、 この言葉を見てもう一度頑張ろうって思って欲しい、

そんな意味を込めました。

 

この言葉を自分に何度もかけてきた。

 

自分は人より頑張れないってわかってるからこそ、

それでも頑張りたいって思ってるからこそ、

この言葉をかけ続けてきた。

 

踊り侍から逃げないで良かった。

頑張ることから逃げないで良かった。

 

弱かった自分へ、

「そんなもんか」

私を苦しめたものへ、

「ありがとう」

 

後輩たちへ、

迷ったら挑戦して下さい。

結果がどうであれ、その選択が必ずあなたの力になる。

挫折したら、立ち止まってもいい。

周りと同じように頑張る必要はないから、 頑張ることから逃げないで。

自分なりの頑張り方で、 自分にしか送れないサムライフを楽しんでね。

 

頑張ることって時には辛いけど、

これだけはってものを1つだけでいいから見つけて

全力になってみてください。

 

きっとあなたのサムライフが誇れるものになるから。

 

最高のパンピー人生でした。

T.O.S

 

P.S.何度も助けられた歌の歌詞

ロングホープ・フィリア/菅田将暉

“遍く挫折に光あれ 

成功、失敗に意味はないぜ

最終話で笑った奴へ 

トロフィーとしてのハッピーエンド

願わなきゃ傷つかなかった

望まなきゃ失望もしなかった

それでも手を伸ばすからこその 

その傷跡を称え給え

ロングホープ・フィリア”