3回生よりメッセージ

早稲田大学”踊り侍”の3回生が引退に向けた思いなどを綴った期間限定ブログです

マリア・アンナ・モーツァルト

【マリア・アンナ・モーツァルト

お久しぶり!さばことマリア・アンナ・モーツァルトです!覚えているかな!

引退してから2ヶ月半経っちゃった。あっという間かも。みんなが練習とかお祭りに行ってる様子を見るといいなぁって感じてました。私も早稲祭の雰囲気が恋しいや。去年の今頃、当時の3回生の引退ブログ読んで泣きそうになってたのが懐かしい。

2ヶ月半経ったけど、私の侍の記憶はちゃんと高知で止まったままです。暑い中練習して、泣きながら踊って、やっぱりどんなに時間が経っても忘れられないものなんだろうなって思う。懐かしいなぁの一言で終わらせちゃうのもなんか悔しいなって思うくらいに全部大切な思い出です。

サムライフを振り返って、得たものは何かって考えたときに、思いつくのはもちろん1つだけじゃない。でもその中でも伝えたいなって思うのは、私は本当に周りに恵まれていたんだなっていうこと。
私がそう感じ始めたのは、2回生になってから。サバって呼ばれ始めた時期かな。本当にふとした事からなんだけど、サバって呼ばれるようになって、いじられるようになって、でもそこからみんなともっと話せるようになった気がする。私は元々積極的に話に行く人ではないから、1回生のときはそんなに楽しんでなかったんだよね多分。だからきっとそこがターニングポイント。たくさんみんなと話せるようになって、くだらない事で笑って、適当なことでいじってくれて、周りが私を楽しくしてくれたんだよね。
別に、私が何か変えようと頑張ったわけじゃない。ただやりたいことをやらせてもらえて、楽しいように過ごさせてくれて、全部周りの人のおかげ。感謝しかないです。たまたまサバって呼ばれるようになったのが、運がよかったのかな。
それと、私はみんなよりも早く引退する事を、最初は大々的に言いたくなかった。不幸自慢みたいになっちゃうから。でも引退を寂しいって言ってくれる人、大々的に送り出そうとしてくれる人がいたから、忘れられない夏になりました。また感謝が止まらないね。

自分から動かなきゃ何も始まらないってよく言うけど、いつどんなきっかけがあるか分からない、それを待ってみるのもありなんじゃないかなって思う。そう思ったら少し楽になる気がするでしょ。それこそ私の場合は周りが変えてくれたから。そして、楽しくしてくれた。だから、引退の時にはたくさんのありがとうを伝えたかった。
同期みたいに話してくれた先輩にも、面倒見の悪い私に話しかけてくれる優しい後輩にも、たくさん笑ってくれる同期にも、ありがとうの言葉しか出てきません。

最後に、元担トークで話した事もう一回言うね。
侍での思い出は勝手に美化されて楽しいものになるよ。だから、楽に、元気に過ごしてね。
私にとって去年で早稲祭が最後だったから、楽しまなきゃってすごく思ってた。でも最後だから楽しまなきゃって思うと、何か上手く楽しめなくて、何も考えずに過ごしてた方が楽しいのかもしれないって思うようになった。
振り返ると侍の思い出は、どんなものでもキラキラしてて、美化されてるだろうけど全部眩しくて。ただ侍として毎日過ごしてるのが幸せだったんだなって思う。だから、
後から振り返ったときに、楽しかったなぁって思えたらそれだけで幸せ。もちろん、その瞬間に楽しいって思てたら、それはめちゃくちゃ幸せ。
そんな構え方でいいんじゃないかなって思う。

やっぱり侍で過ごした日々は眩しすぎるなぁ。私は全部楽しかったって思えてるから幸せです。

踊り侍で過ごせて楽しかったよ、ありがとう。

さば