3回生よりメッセージ

早稲田大学”踊り侍”の3回生が引退に向けた思いなどを綴った期間限定ブログです

大きなマリモッコリ

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2年間半俺の居場所を与えてくれた侍へ。

どうも、あまり侍では目立っていなかったかもですが大きなマリモッコリと申します!

まずは俺が侍に入るまでの経緯を話したいと思う。俺は高校3年生の頃、受験勉強に追われて疲れていた時にふと休憩がてらに小学生の頃から好きだったよさこいの動画を見たことが始まりだ。その小学生の頃から見ていた動画の関連動画に現れたのが2017年の京都の龍馬よさこいで踊る零という演舞だった。俺はその動画を見た瞬間に衝撃を受けた。小学生の頃から1度はやってみたかったよさこいの踊りをまさに自分がこれから挑もうとしている大学生が踊っているからだった。自分はその動画をきっかけに大学生でもよさこいをやるチャンスがあることを知り、高校3年、浪人生と通して約2年間踊り侍に入ることを夢見てきた。月日は流れ大学生になってから早稲田生の友達に踊り侍を入ることを相談し見事抽選に勝ち抜き侍に入ることが出来た衝撃は忘れられない。これが俺がこの侍に入る経緯である。

だが実際侍に入ってみると他大生という事もあり、侍にコミットする事が難しくなり自分と侍に対しての壁が生まれてしまった。正直俺はもっと皆と仲良くしたかった。もっと皆のことを知りたかった。もっと皆と踊っていたかった。

サムライフを歩んでいく上でこうやって思う人は少なからずいるのでは無いだろうか。

俺は何度も侍の練習にいくことも、侍を辞めることも考えたことがある。よく侍は1人でも掛けていいものでは無いと言うけれども、実際自分が居なくてもいいのでは無いかとか、自分は侍において存在意義が無いのではないかと考えることが度々あったし、そう思っている人は絶対居ると思う。そうやって考えるうちに別に練習行かなくても良いやとか、練習だるいなって思えてきちゃうのか分からなくはない。

今そうやって思っている君に一言言いたい事がある。それは「最後までやる事に意味がある」ということ。

今、自分が立たされている現状を理解した上で俺は何度も侍を辞めたいと思ったし、居る必要なんてないと考えて居たけれども、最後まで自分の責務を全うした先輩たちの背中は誰がなんと言おうと強い人間だと俺は思う。

俺はそんな先輩達に負けたくなくて途中で辞めるという選択肢を選ばなかった。

だから今この文章を読んでいる君も何か壁にぶち当たってへこたれそうな時がいつか訪れると思う。そんな時は俺たち引退した先輩達の事を思い出して、最後までやり通して欲しい。これは最後のお願いである。

侍にコミットしてない君も、踊りが上手くなりたい君も。最後まで諦めずに自分の納得するまでやり通して欲しい。

これが俺が2年半のサムライフで学んだ事だ。
あまり後輩とお話もできなかったし、侍にコミット出来なかった俺だからこそ言える事だと思う。

明日を一生懸命に生きて欲しい。応援しております!!

マリモ