3回生よりメッセージ

早稲田大学”踊り侍”の3回生が引退に向けた思いなどを綴った期間限定ブログです

カリエル

お疲れ様です!カリエルです!

普段前に立って話す機会が滅多にない人なんで、ここで伝えたいことできる限り言っておこうかなと思います!読みづらいし長いかもしれませんがおつきあいください、、
(でも今までの経験則から、絶対あとから「あれ書き忘れた!これも書けばよかった!」ってなっちゃうので、もしそれも聞きたいって人は引退前でも後でも構わないのでご飯とか誘ってね)

侍に出会って、入って2年半。いざこのブログを書こうって思い返すと本当にあっという間で、
しかも大学入る前には想像してなかったような大学生活を過ごしてました。
多分浪人してた頃の私に、大学生の自分はよさこいを踊ってるとか、日本各地のお祭りに出まくるとか、
浪人してた間泣いた回数よりも仲間の演舞で感動して泣く回数の方が倍以上になるよとか、
隠キャな自分の口からやっぴーって言う日が来るとか、
ICPバッグとiphone54がネタにされるよとか言っても信じないだろうなぁ…
それもこれも、踊り侍に出会わなければ出来なかった事だと思います。

本当に、踊り侍に出会えたのは、色々な偶然が重なって出来た奇跡だと今でも思っています。
だからまずは、とにかくみんなへの感謝を言いたい。
本当にありがとう。
出会ってくれて、私の世界を変えてくれて、
何のためにやってるか分からなくなりかけてたけど、踊る事が好きだってもう一度気づかせてくれて、
自分なんかじゃ無理って思ってたのを自分でもできるかもしれないに変えてくれて、ありがとう。それしか言葉が出てこないんです。

 

次に、私の昔の話を交えつつ後輩たちに伝えたいことを書こうと思います。

私は、1回生の時高知に参加せず秋祭りも出たのはこいやだけ、そしてふくろ祭も参加希望したものの(半分自業自得な理由で)出られませんでした。当時の私は、2回生以降の自分ほどお祭りに出てなかったんです。

みんながどんどん侍に関わって演舞や当時の三代について考えている時にいなかったせいか、段々「自分って別に侍に必要ない人間なんじゃないか」「居ても居なくても変わらないんじゃないか」と悩むようになりました。

その悩みがが自分の中で一気に大きくなったのが、16代目になってからでした。
同期たちがスタッフになったり担当になったり、そうでなくても練習を盛り上げたりと、前に立って活躍するようになったことでさらにそう思うようになりました。

もちろん何度も言われているように、前に立って引っ張ることが全てって訳じゃない。それは私も頭では理解してました。
けど、自分には出来ないこと、苦手なことをそつなくこなしている仲間は、私には輝いて見えたんです。(今でも)

でも自分は侍に必要ないかも、と思っても、侍の雰囲気や環境は気に入ってたし、何より侍で踊るのが楽しかったから、辞めようとは思いませんでした。
けど、ただ居るだけなのに自分が楽しいってだけで此処に居ていいのか、それは自己満じゃないのかってさらにドツボにはまっていってしまいました。

 

そんなネガティブな考えを抱えたまま過ごしてた時、侍の追いコンの参加募集が来ました。上に書いた通り高知にも出てないし多摩祭にも結局出なかったので、当時の4回生(燃ゆる代)とはほぼ接点がありませんでした。
…にも関わらず、侍の先輩の追いコンならと参加を決めました。

これが私の転機になりました。

特に話す4回生もおらず一人でぶらぶらしてたとき、15代目の副代表だったGHQさんという方が話しかけてくれたんです。
その頃も確か百人前後居た1回生で、そんな目立たない感じの自分を、
私からすれば雲の上のような先輩が覚えてくれていた事にも滅茶苦茶驚いたし嬉しかったけど、
それ以上に、侍を楽しんでるか聞かれて「楽しいです」って答えたとき、
カリエルみたいなあまり前にグイグイ行かない子は辞めちゃう人もいるから不安だったけど、侍を楽しんでいるならよかった、と言ってくれたんです。

誰も自分の事なんて見てない、気にしてないと思ってたけど、そんなのただの思い込みだったってこのとき気づきました。

自分が侍に必要な人間かどうかは関係ない。

誰か必ず自分や自分の頑張りを見て気にかけてくれる人が居る。

居ても居なくても変わらないなんてことない。

だったら、ダメ元でも何でも、自分のやれるだけやってみよう、って思うようになりました。

これは決して自分の出来る範疇で…という事ではなく、
今は出来ないことばかりでも、今出来ることを出来る限りやって、その延長線上に手を伸ばし続けて、少しづつでも進歩していこうって事です。
この思いを持ち続けて、それ以降のサムライフやお祭りや制作に向き合ってきました。

そうして頑張って手を伸ばして、「自分にも出来るかも」とやれるだけやってみたのが
ヶ丘班長であり、救護チームの仕事であり、追いコン担当でした。実はお祭り担当も(ホントにダメ元で)何度か応募して落ちたけど、応募したことは今でも全く後悔してないし、応募してよかったと思っています。
はたから見ると小さな一歩かもしれないけど、今まで「自分には荷が重いから、出来っこないから」とこういう事を避けてきた私には大きな一歩だったし、進歩できたこと自体が大事なんだって思います。

だからもし、昔の私みたいに仲間の活躍を見て焦ったり、自分の居場所や立ち位置に悩んでいる人が居るなら伝えたい。

焦らなくていいから、あなたはあなたの頑張り方とスピードで頑張ってみてほしい。
大丈夫、あなたの頑張りを見てくれている人は絶対いるから。

今もう活躍してる人も、その頑張りや陰での苦労はみんな分かってるから。

あと、こんな散々頑張れ頑張れ書いておいてアレなんだけど、もし頑張りすぎて疲れたら、誰かに頼ってもいい。仲間でも侍の外の友達でも、家族でも。
人間ずっと頑張り続けるなんてことできません。ちょっと休憩して充電完了したらまた頑張ればいい。

まあ何が言いたいのかといえば、自分のペースで、自分のやり方を模索してみてねって話です。
踊り頑張るでも、声出すでも、踊り込みコツコツ行くでも何だっていい。「こんなことでいいのかな」ってことでも、知らず知らず仲間にいい影響を与えてることがある、と最近気づかされることが私にはありました。

最後に17代目に、回生ごとに伝えたいことを書いていこうと思います。

2回生ー!
沢山苦労をかけたと思うけど、2回生が居たから二代でも三代になってからもやってこれたと思う。沢山考える代だし、これからも悩んだり同期同士でぶつかり合う事も多くなるかもしれないしきっと「もう嫌だ」と思ってしまうこともあると思う。けど、そこで挫けないでほしい。そこを乗り越えた先に、最高の景色が待ってます。
みんなと1回生でこれから作る踊り侍18代目がどんな代になるか、楽しみにしてます!

1回生ー!
まだあまり話せてない子もいるけど、1回生は積極的な人が多いなーって思います。これから先侍のことで考えたり悩んだりする事が多くなるけど、そういう1回生の良い所は忘れずに居てほしいと思います。そうして悩んだり行き詰まったりする事は(もちろん少ない方がいいけど)あなたのサムライフを構成する大事なピースの一つになります。
そうして侍として成長していってほしいです!

3回生ー!
本当にありがとう。みんなと同期になれてよかった。
入ったばっかりの時は周りほとんど一個下なのか…って馴染めるか不安だった。
けど、今じゃそんなの気にならないし、自分にとって大好きな同期になりました。
POWERにも”結び“にも、この代の優しいところがすごく感じられて、ああ良い代だなって思えて。最高の同期たちです。ありがとう‼


ホントに長くなってしまったけど、この2年半のサムライフは私の一生の宝物です。

最後の最後まで、固く結んだこの三代で突き進んでいきましょう‼
ありがとうございました!!!