ウォレス

「ここなら、

一緒に熱中してくれる仲間が見つかって、

何かデカい事を成し遂げられるかもしれない」

そんな想いを胸に、踊り侍に入ることを決めた。

想像以上だった。

想像以上に刺激的な毎日だった。

そこまでかって思うくらい"何か"に熱中する空間。

本気で人の心を動かそうとして挑むお祭り。

一緒に夢中になってくれて、頼りになる先輩、後輩、同期。

入りたての頃タメだと思って接してたら、歳上である事がわかって気まずくなった芦田愛菜。

みおたむに怒られても、跳び箱に乗り続ける芦田愛菜。

刺激的だった。

大学生にもなって、

こんなに"本気"と愚直に向き合えると思ってなかった。

こんなにも一緒に"本気"に挑める仲間と出会えると思ってなかった。

特に2020年は刺激的だった。

楽しみにしていたお祭りが中止になる。

3代のスタートがいつになるのかわからない。

まぐ郎は全然zoom映えしない。

やりたい事が何もできないかもしれない。

つらかったのは事実。

ただ踊り侍は、この逆境を逆境のまま終わらせられなかった。

日産スタジアムでのお披露目、侍総踊り、応用期、オンライン早稲田祭、シン・祭り。

3代で過ごしてきた全てが、今までは存在しない、今年生まれたもの。

0から、"何か"を生み出して成し遂げる。

期待と不安を胸に、前例がない"何か"に向かってみんなと頑張る。

今まで感じた事のない達成感で溢れた。

みんなと一緒に頑張れて、本当によかった。

ありがとう。

みんなと見たあの景色達は絶対に忘れない。

最後に、自身の経験を踏まえて、

"踊り侍"で過ごしていくキミに、伝えたい事がある。それは、

"やってみたい"に素直に、

"成し遂げてみたい"に的確に、

挑戦を。

2020年、たくさんの新たな挑戦を成し遂げてきた。　

"やりたい"を実現する力がこのチームにある事がわかった。

ただ、それと同時に、

これだけ自分たちで作り上げる事ができたなら、もっと今までの常識に縛られずにやりたい事ができたかもしれない、誰もやった事がないぶっ飛んだ事を成し遂げられたかもしれないって思ったりもした。

例えば、、、

代表になって、沢山の夢を叶えてきた一方で、しっかり叶えられなかった夢がある。

「早稲田で最も知名度があり、人気のあるパフォーマンスサークルにする事」

目指した理由は単純で、こうなることでよさこい以外の人にもパフォーマンスを見てもらえると思ったから。

代表なりたての自分は、早稲田祭ですごい演舞を作り上げて、お祭りで話題になって賞が取れちゃう演舞を作り上げる、既存のお祭りですごいことを成し遂げれば、自ずと達成できると思ってた。

まぁ、想定していた一年と全然違うものになったから、それで達成できたかどうかはわからないけど、今思えば多分無理だったなぁって思う。

よくよく考えたら、毎年やってる事だから。

今年は史上最強の演舞をって自分は思ってたけど、毎年それを更新し続けてて、でも実現できてないのが現状だった。

おそらくこの目標を叶える為には、上記の事はもちろん大事なんだけど、もっとぶっ飛んだ事をやってみる必要があったと今は思う。

例年の、既存の事象に囚われすぎちゃったのかなと思う。

みんなには、やってみたい事があるなら固定概念に縛られすぎずに素直に目指して、

成し遂げたい事に対して的確なアプローチを取って挑戦してみて欲しいな。

(ガルルが生まれた背景と似てるね。演舞だけに留まらず、やってみたいって思った事全てにおいて挑戦してみて欲しい)

だって、早稲田大学"踊り侍"は、

全国各地に感動と衝撃を届けるよさこいチームであり、

本気を魅せつけられる早稲田のパフォサーであり、

「"夢"をみんなで叶えられる場所」

だから。

もし、キミがやってみたい事、成し遂げてみたい事があるなら、

みんなに"伝えて"、

みんなで"考えて"、

自分が出来る事を"頑張って"、

自分で出来ない事は"仲間を頼る"、

みんなで「一」になって、全力で挑む。

成し遂げられない事なんてないと思う。

だから、

"やってみたい"に素直に、

"成し遂げてみたい"に的確に、

挑戦を。

"よさこい"チームである事に誇りを持って、拘りを持って、

"よさこい"、"パフォサー"の枠に捉われない挑戦をしてみてね。

きっと物凄い景色が待ってると思う。

デッカい夢を叶えてくるんだよ。

頑張れ！！！

19代目踊り侍代表　ウォレス