3回生よりメッセージ

早稲田大学”踊り侍”の3回生が引退に向けた思いなどを綴った期間限定ブログです

いろはす

拝啓、踊り侍様


初めて手紙を送ります。私のサムライフを、非常に濃い時間に対する感謝の想いをどのように伝えれば良いか分からなかったので、このような形にしました。


あなたに出会ったことは、私の人生にとって、武器であり、地図であり、宝物です。


あなたに会って多くのことを学びました。でも、やっぱり1番の学びは「夢を持つこと」だと思います。あの時のあの話を聞いてというよりは、今この時期になっていろいろ振り返った時に、じわじわしみじみと感じます。


夢を持たなくても生きてはいけます。夢がなくても、周りの人間は困らないかもしれないし、そのことに対して文句も言われないかもしれない。


それでもな、おあなたは私に夢を持つことの素晴らしさを教えてくれましたね。

初めは、全然分かりませんでした。涙を浮かべながら力説する姿を見て、すごいとは思いながらも、そこまでして伝えることになんで?って気持ちが強かった。

そんな私にあなたは夢を話しなさいと言いましたね。その時のこと、今でも鮮明に覚えてます。とっても怖かった。ちゃんと話せるのか、伝わるのか、聞いてもらえるのか、怖くて怖くて仕方なかった。でも、あなたはちゃんと私の話を聞いてくれました、受け入れてくれました、共感してくれました。その時になって、夢の持つ力の片鱗を見た気がします。


夢を持つことで強くなれること、自信を持てること、勇気を与えられること。そして、私は色んな夢を持ちました。あなたと出会って私の知らなかった夢にも出会いました。刺激や勇気をもらったことが何度もありました。もちろん、良いことだけではなかった。夢を持てないくらい苦しい時もあった。でも、あなたはずっと待っててくれましたね。すごく幸せでした。心からそう思います。今では、私はあなたの言っていたことが、わかった気がします。なぜ、そこまでして伝えたかったのかも。


あなたは私に「夢を持つこと」を教えてくれました。


だから、私はもしあなたと会えなくなったとしても、私は今後も夢を持ち続けると思います。叶えたらまた新しい夢と、ずっとずっと夢に向かい続けると思います。だから、心配しないでね。まずは、あなたと見れる最後の夢を叶えて、きちんとあなたとお別れがしたい。今まで本当にありがとう。


3回生いろはす