3回生よりメッセージ

早稲田大学”踊り侍”の3回生が引退に向けた思いなどを綴った期間限定ブログです

1020

 

こんにちは!1020です!
16練習部にふざけてつけられたこの名前も今では読める人がほとんどで安心してます笑
初めてこんな風にサムライフを書き残すので緊張してますが、時間あったら読んでみてください~

私のサムライフはきっと、ただそれだけにがむしゃらに走ってきたとは言えないかもしれない。でも、私はこの3年間に踊り侍から沢山の貴重な経験とかけがえのない仲間をもらって、誇りを持って引退出来ます。普段あまり自分のことを発信するのが得意ではない分少しだけ自分のことを書こうかなと思います。

私は大学の新歓のRideで初めて"踊り侍"に出会って、その何かよくわからないアツさに一目惚れして、よさこいという世界に入りました。(実はRideは新歓の中で残りの練習を全出席しないと入会条件を満たせないギリギリでした笑)
大学生に入るまでよさこいを見たこともなかったけど、皆んなに置いてかれないよう必死に練習して。初めて高知で極限状態の中何ループも踊って本当に辛いはずなのに、目の前のお客さんがキラキラした笑顔で私を見てくれる空間が幸せだなって感じて、踊り子として、誰かを少しでも笑顔に変えられる人になりたいと思いました。それまで、ただ単純に「自分が楽しいことが好き」だったのが、「ステージ上で皆と踊りを通して人を楽しませることが好き」に変わっていました。

でも私には大学生活で侍の他にも沢山やりたいことがあって。そのことを周りで必死に頑張っている同期に打ち明けることが出来なくて、いつもふっと消えては戻って来ていました。その間はというと、海外ボランティア団体に所属して、夏に3週間ベトナムのダナンという所で保育園の子どもたちに手作りおもちゃの授業をしたり(今年はよさこいを知ってもらおうと手作り鳴子の授業をしました!)、ずっと憧れの国だったカナダのバンクーバーに1ヶ月だけ語学留学したりしていました。

物理的には離れていても、侍はいつでも私の憧れで自慢で、次にここに戻るときに皆んなに恥じない自分であろうと常に思っていました。こんな私にも戻ってきた時、久しぶり!って声をかけてくれる人がいたり、帰って来れる場所があって。それは侍が、他の場所で頑張ってる仲間を信じてくれるからだと思います。私は当時自分を全てさらけ出すのが怖くて言えなかったけど、きっと素直に打ち明けていれば応援してくれる仲間がいたと思います。そこが侍の良いところだと思うし、お互いに認め合える関係が私は好きだなと思ってます。

でも、その優しさに甘えるのは違って、よく代表が言ってた、「侍にいる時間だけは侍を全力で頑張る」ことを忘れてはいけないと思います。私も踊り侍の1020として過ごす時間だけは努力をすることをやめないこと、そして侍としていられる今を全力で楽しむことを心にとめて、サムライフを過ごしていました。

私が後輩に伝えたいこととしては、自分のやりたいことは何でも貪欲に突き進んでほしい!!ということ。その方向はもちろん侍へでも他の夢中になれることでも何でも良いと思います☺︎ 時間もお金もこんなにも自分次第なのは今だけ。限られた学生生活の中でやり残したと思うことがないように、全力で今を生きてください!
そうすればきっと、心から満足気な笑顔で引退できると思います!

最後に、こんな私を受け入れてくれて、仲間にしてくれた最高の同期へ。この代だったから私は引退まで侍を続けることが出来ました、本当にありがとう。最後まで一緒に駆けぬけようね!