3回生よりメッセージ

早稲田大学”踊り侍”の3回生が引退に向けた思いなどを綴った期間限定ブログです

なぎパイ

「踊り侍に、お客さんになぎパイとして必ず何かを残す」
これが私のサムライフ最後の叶えたい夢です。
私が、引退するにあたって踊り侍に残したいもの、伝えたいものが2つあります。

まず1つ目は他チームについて。
私のサムライフにおける大きな変化として、3DAYSと誇咲さんにお世話になったことの2つがあります。この2つで他チームの見方、そして踊り侍の見方が変わりました。
踊り侍は素晴らしいチームです。でも私が言いたいのは、その言葉を、いろいろなチームを知った上で言えるようになってほしい。他チームを知ることによって踊り侍の良い面も見えてきますが、まだまだだと思う面もたくさん見えてきます。「踊り侍は他チームに優しくない」と言われること、「侍はコミュ障だから」と自分たちでそれを受け入れてしまっているところ、私はすごく嫌でした。でも、良い方向に変わってきている今、みなさんはどんどん他チームに行ったり、侍に来てくれた他チームさんにどんどん関わって影響を受けてください。そして侍をもっともっと良い方向に変えてください。今の1.2回生ならできると思います。

そして2つ目は踊りについて。
私は、尊敬し合え、認め合える同期といっしょに作った零-ZERO-が侍の中で1番好きな演舞であり、踊れる演舞の中でも零が1番上手く踊れます。だから、早稲田祭の11号館前ステージでは零を踊りたいと希望しました。
零が1番上手く踊れるとは言ったけれど、私は自分の踊りに自信が持てません。お祭りでは、毎回その時々の自分のベストの踊りができていたとは自信を持って言えます。でも、同期には上手いなと尊敬している人がたくさんいて、その人たちの踊りと比べてしまったときに、自分はクセもないし、淡白な踊りに思えて、すごく劣等感を抱いてしまいます。引退直前にこの文章を書いている今でもその思いはあります。

あと数日の命だけれど、真正面から向き合って、自分の踊りに自信を持って引退したい。最終的にその踊りが、踊り侍や見てくれたお客さんの心に残るものでありたい。

踊り侍、誇りで、大学生活のすべてで、大好きです。心の底から幸せです。一生忘れられない思い出をありがとう。

早稲田祭に全てを込めて、必ず何かを残すために、踊ります。