3回生よりメッセージ

早稲田大学”踊り侍”の3回生が引退に向けた思いなどを綴った期間限定ブログです

レキサ

こんにちはー!レキサです!!☺︎
私はこの2年半踊り侍に居て、辛かったこともあれば楽しかったこともありました。
もうすぐ引退だと思うと、寂しい気持ちでいっぱいです。


今から2年間のサムライフを振り返って、色々書いていきます。長くなりますが、最後まで読んでくれたら嬉しいです。
私は大学の新歓演舞を見て、全力で踊ってる踊り侍が1番印象に残って頭から離れなくて。私もこの空間に入りたいと思い踊り侍に入りました。2年間侍に居て、様々な経験をしたし、全国各地を飛び回って踊り狂って…今思うと踊ってる時はほんと幸せだったし、最後の学生生活こんなに充実すると思ってなかったから踊り侍に入って良かったしやめないで続けてきて良かったです。

 

あとは1回生の時に参加した関学がきっかけで侍だけじゃなく他チームさんのことも知れて関わりが持てて。私にとって関学よさこいライフを変えるきっかけになった交流会だし、みんなにも侍だけじゃなく視野を広げてほしいと思ったから2回生の時に思い切って関学スタッフ応募してやらせてもらいました。スタッフや担当をやらなかった私にとって、関学スタッフは他チームさんのことを侍内に伝えるいい経験だったと思います。

 

私は侍に入った当初、侍になかなか馴染めませんでした。1回生の時は他の同期と比べてお祭りに出た回数が少なかったし、遠征も神戸と浜よさしか出てません。お祭りに出なかった間に、同期のみんなが仲良くなってたり踊りがどんどん上手くなっているのを見て、置いてかれてる感じもしたし、踊りこみに行くのも怖かったです。
侍の人達と馴染めないまま時間だけが過ぎていき、私はだんだん周りの人の視線も気にするようになってました。他の人達は私よりもっと侍のこと考えてるのに、考えることが苦手な私は結局楽しいに逃げてるんじゃないか、そう考えると私なんか必要とされてない、私には悩みを相談できる人もいない、私は1人だと思うようになってて…
侍内で居場所を失ったと感じて何回も侍から逃げました。POWERの制作も結局入らなかったし、一時期は全力で楽しめなくて、落ち込んで。思うように全力で踊れない時期もありました。

 

そんな中、こんな私を変えるきっかけが2つありました。

1つめは他チームさんとしてお祭りに出させて頂いたことです。2回生の時の理大祭と3回生の時の新潟でおどりんちゅさん、3回生の川崎で鳳遙恋さんとして出させて頂きました。お祭り条件練だけでなく、正規練にも参加させて頂いて侍のいいところと他チームさんのいいところを発見できたり違いを知ることができたり。侍だけでなく他チームさんから色々得たこともあっていい刺激だったと思います。

2つめは3回生の時の高知です。
最高の仲間について1番考えたし、高知条件練が始まる前までは仲良い数人の人としかちゃんと話してこなかったし他チームさんの知り合いいるから侍の人とは浅い関係でいいやって思ってたけどみんなと踊ってるうちにだんだん侍の仲間に対する思いが強くなってて。気づけば私ってみんなと壁を作ってたけどほんとはみんなともっと話したい、知りたいと思ってるんじゃないかということに気づいたんです。
あとは最後の条件練で侍に対して思ってることを話す機会があって。今まで大人数の前で話したことはほとんどなかったし緊張したけどみんなは私の思いを真剣に聞いてくれたし受け止めてくれて。みんなの顔を見ながら話してたら自然と涙が出てきて。条件練終わったあとも話してたことが心に響いた、共感したと言ってくれる仲間もいればレキサの思いが聞けてよかったといってくれる同期もいて。この時初めて私は1人じゃないんだな、私のこと仲間だと思ってくれてるんだと思いました。

長くなってしまいましたが、このようなことからみんなに言いたいことがあります。

1つめは色んな人と関わり、思ったことを発信することです。


侍内では回生関係なくメンバー全員と関わってみてください。最初はこの子と話すの怖い、周りに何て思われるか怖いって思うかもしれないけど、話すだけでたくさんの仲間と繋がれると思うし、話してるうちにこの子って実はこんなこと考えてたんだ、やりたいことがあるんだ、など。色々知ることができます。想いを伝えることで周りから支えられたり周りにいる人を支えたり。固く結ばれた関係ができるし愛することができると思います。私は1回生の時、2個上の先輩とほとんど関わることができませんでした。先輩方ともっと関わればよかったと後悔したので、私が3回生になった時は後輩とちゃんと関わるようにしようって思いました。今ではほとんどの後輩と少しでも話すことができて嬉しいです。

2つめはメンバーが踊ってる姿をしっかり見ることです。これは言ってる人も多いけど、練習の時の回生演舞とかで普段仲良い子だけでなく、普段あまり関わりのない人が踊ってるところを見るのも大切だと思います。見てると、普段この人はこんなに本気で踊ってるんだとか知ることができます。練習終わったあととかにいいところを伝え合うことで自分の良いところと悪いところをみつけることができると思います。私は踊りは上手いほうじゃないけど、周りの人に表情がいいねと言われることが多かったので私の良いところは表情なんだなって気づくことができました。

 

3つめは、他チームさんとの繋がりを大切にすることです。他チームさんと交流する人もいればあまりしない人もいるけど、他チームさんとも積極的に関わってほしいと思います。侍の良さを伝えるでも仲良くなってみるでも何でもいいです。他チームさんと関わると自チームでは得られないものを得ることができたりよさこいの輪を広げることができると思います。あとはみんなの前で他チームさんのことを発信できたら更にいいと思います。

最後になりますが、私は2年半、何回も道に迷ったし、他チーム参加した時も侍よりこのチームにいた方が私には合ってるんじゃないかって思ったこともありました。けどやっぱり踊り侍にいてほんとによかったし、17代目踊り侍が大好きです。特に17代目は思いを伝えたり受け止めることができる空間があると思います。あとはすごく仲間との繋がりを大切にしてる代だなって。決して悔いのないサムライフだったとは言えないし後悔したこともあったし、引退まで残りわずかでほんと寂しいけど私は最後まで仲間を大切にしたいし突っ走りたい。私なんかほんと頼りない先輩で後輩たちには迷惑たくさんかけたし、侍のメンバーと何回も壁を作ってました。本当にごめんね。残された時間をもっと大切にしたいし、早稲田祭で魂が燃え尽きるくらい全力で踊って引退したいです。

こんな私と関わってくれて、受け入れてくれてありがとう。ここに居られて、ほんと幸せでした。感謝の気持ちでいっぱいです。